副指導者:山口清子 YAMAGUCHI, Kiyoko

埼玉県川口市出身。東京音楽大学卒業、同大学研究科声楽専攻オペラコース修了。東京藝術大学大学院修士課程オペラ専攻修了。新国立劇場オペラ研修所第9期生修了。その後、文化庁新進芸術家海外研修制度にてイタリアのボローニャに一年間留学。さらにドイツ・マインツ音楽大学のバロック声楽コースにおいて研鑽を積む。2002年フランス音楽コンクール第2位、2009年ソプラノベルカントコンクール第2位受賞、2010年アルカモ国際声楽コンクール(イタリア)ファイナリスト。オペラではこれまでにグルック「中国人」スィヴェーネ、モーツァルト「フィガロの結婚」スザンナ、「コジ・ファン・トゥッテ」デスピーナ、「ドン・ジョヴァンニ」ツェルリーナ、「バスティアンとバスティエンヌ」バスティエンヌ、ロッシーニ「ブルスキーノ氏」ソフィア、ドニゼッティ「愛の妙薬」アディーナ、「ドン・パスクワーレ」ノリーナ、フンパーディング「ヘンゼルとグレーテル」グレーテル、森鴎外訳「オルフェウス」アモオル、プーランク「カルメル会修道女の対話」コンスタンス、ブリテン「アルバート・ヘリング」エミー役等にて出演。2010年には、フランスの「フェスティバル・デュ・オーリムザン」に招かれコンサートに出演する他、2012年から3年連続で、“サイトウキネンフェスティバル松本”(現セイジ・オザワ松本フェスティバル)の青少年のためのオペラ「ヘンゼルとグレーテル」グレーテルを好演。2015年東京二期会オペラ公演にR・シュトラウス「ダナエの愛」セメレ役にてデビューし、2017年にはグラインドボーン音楽祭提携公演でR・シュトラウス「ばらの騎士」ゾフィー役に抜擢され出演、好評を博す。また、宗教曲等のソリストにおいても、シャルパンティエ「真夜中のミサ」、ヴィヴァルディ「グローリア」、モーツァルト「レクイエム」、「ハ短調ミサ」、J.S.バッハ「マタイ受難曲」、「ヨハネ受難曲」、「クリスマスオラトリオ」、ヘンデル「メサイア」、メンデルスゾーン「讃歌」等に出演。瑞々しく清新な歌唱で今後益々の活躍が期待されている。二期会会員。

 

ピアニスト

尾藤 万希子 BITO, Makiko

京都市立堀川高等学校音楽科(現・京都堀川音楽高等学校)卒業。フェリス女学院大学音楽学部器楽学科ピアノ科卒業、同大学院音楽研究科修士課程および研究生修了。2008年より渡仏、パリ国際芸術都市に滞在するなど研鑽を積む。帰国後、京都堀川音楽高等学校伴奏アシスタント、フェリス女学院大学非常勤講座副手を務める。現在は、声楽、器楽の伴奏ピアニストとして活動している。これまで、ピアノを藤田鈴、和子・ザイラー、エルンスト・ザイラー、馬場和世、高良芳枝、畠山さち子、堀由紀子、ジャン・マリー=コテ、伴奏法を立神粧子、ジャン=ミッシェル・ルシャールの各氏に師事。日本フォーレ協会会員。

河内 菜穂 KOUCHI, Nao